「恐竜の背びれを歩く」武利岳(1876m)

 野球の練習後、裏大雪へ向け出発。高速道路で事故処理のため15キロの渋滞となる。富良野を経由し、我が家用の大雪旭岳源水の湧水を汲んでいく。ヒグマ出没の看板があった。熊も飲みにくるのかな。石北峠近くで車中泊する。やや寒いが熟睡。石北峠8合目付近から武華山登山口へ車を進める。短い林道だ。登山口で湧水を飲み6:00出発。清流沿いを歩き、7:00武利岳分岐に到着。どーんと大きなアルプス的山容の武利岳がそびえ立った。晴天で、武利岳までの縦走路もしっかりついていたので目指す。まず一気に400mほど下る。右側は崖だ。ガス時は危険かもしれない。中間地点はやや不明瞭な笹藪だったが、目印はしっかりしていた。そこから頂上までは急登の一直線。息が途切れるほど急登だ。300mほど登るとぱっと見晴らしが開けた。北アルプスを縦走しているかの錯覚だ。ナキウサギの声も聞こえる。恐竜の背ビレのような稜線をアップダウンを繰り返し、最後の急登を登っていくと9:00武利岳の頂上に着いた。頂上からは見事な絶景。斜里岳、阿寒岳、十勝岳、ニペソツ、石狩岳、大雪の山々、ニセカウ、そしてどっしりとした台形型の武華山などが見えた。すばらしいまでの眺望。ピストン縦走なので武華山に戻らねばならず気が遠くなったが、足下に注意しながら稜線を下った。気温27度。滝のような汗だ。分岐に11:00到着。ハイマツのトンネルを歩くと11:30武華山頂上。武利岳方面から雲が沸きはじめた。ライオン岩を経由し、黙々と下る。13:26登山口に到着。湧き水で顔を洗った。表大雪とは違い静かな山旅となったが、久しぶりに7時間以上歩いたので足はガタガタであった。武華山はコースが一周できるため、飽きることがない。縦走路も思ったより楽であった。日高山脈のナイフリッジを思い出した。やはり名山はいい。(初登頂日:2005年8月14日)
武利岳の頂上 武華山は遥か遠くに…しかし体力さえあれば踏破できる。